土日で観に行ってきた舞台の感想を2本まとめてお送りします。
ネタバレを含みますので、これから観に行こうと思ってる方やそういうのが嫌いな方は回れ右。
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●とんびと鷹の捕物帖〜十手小町の恋知らず〜:
いやー、こんなに笑った舞台は久しぶりじゃなかろうか。
話のテンポが良く、1時間45分があっという間に過ぎてしまった感じがします。
ちょっと物足りない感じがしたくらいだ。(笑
通称『十手小町』のおみつ(演:國府田マリ子さん)とその父親である岡引・伝六(演:岸野幸正さん)を軸とした捕物帖なんですが、周囲を取り巻く面子がまた個性的。
奉行所の役人・小野寺(演:大倉正章さん)やチョロ松(演:くじらさん)、伝六の母親・お蝶(演:森本順子さん)に居酒屋の常連客である御前(演:辻村真人さん)、おみつへ弟子入りを志願する町娘・おその(演:池澤春菜さん)、おそのとおみつが一目惚れした魚屋の青年・新八(演:松野太紀さん)、奉行所の出世頭ともいうべき『鬼黒』こと黒崎(演:志賀克也さん)やその他の端役に至るまで捨て役が誰一人としていない曲者ばかり。
特におそのの二重人格ぶりは
『ケロロ軍曹』の西澤さんそのまんまで吹いた。つうか中の人の地なのかコレ?(笑
お話としては、シリアス3:コメディ7くらいの割合だったかな?
酒を口に含んだまま盛大に吹き出す、伝六が勝手に一人で話を進める、チョロ松がいろんな場面で弄られる…等、人物同士の掛け合いや仕草に至るまでが笑いの連続。全体的に人情味溢れた喜劇、といった印象があります、
でも黒崎の暗躍や終盤の殺陣など、シリアスな部分もあったんですよ?と一応フォローしておく。(笑
ツインビーPARADISEの放送開始から15年経った今日。
番組内で岸野さんが告知を出していたあの時から、こういった形でようやく観劇が叶ったという意味でも観に行って良かったです。
次回の公演は来年の5月の模様。
客演で関俊彦さんが出演されるようなので興味が出てます。また都合をつけて観に行きたいと思う所存。
●歌謡シアター ラムネ〜夢の途中編〜:
前回の舞台と同様、歌謡曲をメインとし登場人物達の青春の日々を描いたドラマでした。
特に小西遼生さんは今回もヘタレ全開の主人公を演じていて、牙狼の頃とはまた違った印象を刷り込まれそうになりつつあるのは秘密。(笑
カメラマンの夢を追い続ける修一(演:小西遼生さん)とその恋人・香織(演:佐藤美貴さん)、香織を一途に想い続ける隆(演:石井一彰さん)と里子(演:椎名へきるさん)、ムードメーカー的存在な敏夫(演:曽我泰久さん)と奈美江(演:吉岡麻由子さん)、生真面目な綾子(演:伊藤有希さん)といった登場人物達が2時間たっぷり歌って踊りまくる。
時には馴れ合い、時には衝突したりしながら、高校時代の約束(30年後にタイムカプセルを発掘する)を果たす為に集うラストに至るまでの一部始終に目が釘付けでした。
それにしても出演者の皆様方はホントに歌がお上手で…自分も見習いたいくらいの刺激を頂きましたです、ハイ。
最後に今回も自分が知っている、あるいはサビで分かった歌謡曲を列挙してみます。
・夢の途中 〜セーラー服と機関銃〜(来生たかお)
・夏にご用心(桜田淳子)
・ひと夏の経験(山口百恵)
・情熱の嵐(西城秀樹)
・傷だらけのローラ(西城秀樹)
・男の子女の子(郷ひろみ)
・夢の中へ(井上陽水、どちらかといえば斉藤由貴のイメージが強いけど:笑)
・少女A(中森明菜)
・3年目の浮気(ヒロシ&キーボー)
・めだかの兄妹(わらべ)
・ランナウェイ(ラッツ&スター)
・雨上がりの夜空に(RCサクセション)