開場が18時半からということだったので、17時頃に家を出発。
しかし渋谷の街は何時来ても人が多い&迷いやすい…。C.C.レモンホールへの道のりは
ウタマミレの経験があるとはいえ、渋谷駅のハチ公改札から伸びている道は5本くらいあってどの道を行けば良いのか迷う…。
駅前の地図を熟読して、方角と周辺の目印をきちんと把握しても迷いそうになりましたもん。
会場に到着したのは18時を少し過ぎたあたり。
結構人は多かったように思いますが、驚いたのは見渡す限りの女性の人だかり。むしろ男性の方が少ないぐらいで慣れるまで「
どんだけアウェーやねん」と感じずにはいられなかった。(笑
人だかりに配慮した主催側の意向で、当初の予定より30分前倒しでの開場。入り口で売っていたパンフレットを大慌てで買いに行き(笑)、会場の中へ。
席につけたのはさらに30分を経過してから。
今回は2階中央の3列目、ステージ全体が見下ろせる位置というかなりの良席でした。最後に起こったイベント(後述)を除いては。
以下、セットリストごとに感想を。
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■開幕 大饗宴へのご案内
●Ignition(宮澤真一、実川学、松尾大亮):
1. 絆去年の10月に結成されたばかりの新人声優ユニットだそうです。イベントでは前説、及び持ち歌を披露してくれました。
まだこういった舞台に慣れていないせいでしょうか、堅くなってたかな?と同時に観ていて非常に初々しかったです。(笑
これからの活躍に期待。
■第一部 朗読ステージ『星有第1中学校 新任教師の大災難』
<出演者>・新任教師:関智一・3年A組生徒:羽佐間道夫、内海賢二、納谷六朗、大塚明夫、田中敦子、関俊彦、井上喜久子、折笠富美子、杉田智和、羽多野渉・新任教師の息子:古谷徹内容は『
新任の教師として赴任してきた関智さんが、どう見てもベテランの貫禄がある14歳の中学生達に翻弄される』というお話です。
まぁ一部年齢が合っていない方もいらっしゃいましたが、これについては後述します。(笑
以下ダイジェスト。時系列は適当です。(笑
・関智さんが教室に入った時点では、杉田さん・折笠さん・羽多野さんの3人だけ
・最初に登場した井上さん、観客へ向け「例のアレ、いきますよー」の後、おもむろに「井上喜久子、17歳でーす♪」→観客「おいおい!」
・関智さんもこれには「一応中学生なんだから14歳にしといてください」とツッコむ(笑
・関俊彦さんは関智さんに「遅れてきたんだから何か言うことあるだろう?」と言われて「俺、参上!」と切り返す
・関俊さんは桃太郎の出だしでも「最初!?俺は最初から最後までクライマックスだぜ!」などと終始ノリノリ
・そういえば杉田さんもライダーネタで「キバっていくぜ!」って出してたな(笑
・「関はこの業界に2人もいらねぇ」と凄む関俊さんに関智さんが素でビビッてたりもした(笑
・田中さんと大塚さんの掛け合いはどこをどう見ても『攻殻機動隊』の草薙素子とバトーです、本当にありがとうございました
・ていうかノリやツッコミにいたるまで呼吸合いすぎ(笑
・鬼が島に着いた桃太郎は何と言ったのか?との問いに大塚さんが「ソロモンよ!私は帰って来た!」と答えてた(笑
・内海さんの遅刻理由が(センベイさんの声で)「アラレー!アラレー!」で吹いた
・桃太郎が懲らしめた鬼達は何と言ったか?との問いでは「我が生涯に一片の悔い無し!」が出てきたし(笑
・納谷さんは『幽☆遊☆白書』の仙水もあったけど、個人的には『チャイルド・プレイ』のチャッキーがツボった
・生徒達が呼び掛けると「ハーイ、ボクチャッキーダヨー」なのに関智さんが呼び掛けると一転して「おめぇを殺す」のギャップが堪らねぇ(笑
・そして一人群を抜いてフリーダムの羽佐間さん、関智さんのツッコミも無視して喋る喋る(笑
・そりゃもうどこからが台本でどこからがアドリブなのかも分からない程でしたわ
・『特攻野郎Aチーム』のハンニバル大佐や、『裸の銃を持つ男』のフランク・ドレビン警部補の台詞もありとここでもニヤリとする自分 (*´ω`)
・古谷さんも出番少なめながら「大リーグ養成ギプスつけてきたから」「ぶったね!オヤジにだってぶたれた事ないのに!」で観客を沸き立たせる
・古谷さん(ペガサス星矢)と納谷さん(アクエリアスカミュ)との掛け合いでは「おおぉぉぉ!燃え上がれ、俺の小宇宙(コスモ)!」も出て女性客歓喜
・折笠さんの「たわけ!」が聞けたのも良かったですのぉ (*´ω`)
・ベテラン勢のあまりの自由さに堪らなくなった関智さん、出演者の中で一番下っ端(←本人談)の羽多野さんに対し無茶振りすること多数(笑
・最後は「教師を辞める決心がつきました」という関智さんに、羽佐間さんが「こうして彼は夜のネオン街へと消えていくのだった」と後付けしてオチ
・教訓:『ベテラン勢に好き勝手させるとロクなことにならない』(笑
つらづらと書いてきましたが、少しでも当時のカオスさが伝わったでしょうか。本当はもっとカオスでしたが。
これは是非、DVD化して売ってほしいぐらいの価値がある程衝撃…もとい笑劇のステージでした。というか自分がもう一回観返してぇー。(笑
■第二部 サウンドステージ
朗読ステージに続いて、アーティストとしても活躍している声優さん達による怒涛のライブパフォーマンス。
以下、演目順の感想です。
●國府田マリ子:
2. キミノツバサ3. キミ、想フ『ツインビーパラダイス』の頃から歌声は聴いていましたが、生ライブを拝見するのは今回が初。全般的に落ち着いた楽曲、という印象を受けました。
個人的にはアリだけど、イベント全体を通して見るとやっぱり存在が浮いちゃってたかなぁ。ライブ自体は良かったのに残念です。
5月にワンマンライブがあるらしいけど、GW中なのはちょっと微妙だ。
いずれ都合が付いた時に、一度は観に行きたいと思う所存。
●新谷良子:
4. MARCHING MONSTER5. CANDY☆POP☆SWEET☆HEARTこちらはうって変わって終始ノリノリのステージ。
5. では「
オレンジ色に染まる〜」という歌詞に乗せて一部の観客がオレンジ色のサイリウムを光らせる演出があり、事態を把握していない別の観客が「おぉー」ってなってました。
そしてジャンプする度にスカートを押さえる新谷さんの仕草が可愛らしくて和んだ。(そこか
●POARO(鷲崎健、伊福部崇):
6. dreams NEVER come true次のステージでも言及されてたけど、スコア見ながら持ち歌披露するアーティストってどうなんだろう。(笑
「
新谷さんが『夢が夢じゃなくなる瞬間に』と夢が叶った歌を歌ってますが、うちらはその間逆を歌わせてもらいます」との言葉通り、「
夢は叶わない」「
面度臭すぎるんだ」と連呼する歌詞も凄いと思ったが。
それとも鷲崎さんと伊福部さんは
そもそも声優じゃない(本業はそれぞれミュージシャンと放送作家)、ってところからツッコむべきなのか。(笑
色んな意味で破天荒なステージで、逆に清清しささえ感じましたよ。(褒め言葉)
●LUX-AGE(立花慎之介、成瀬誠):
7. Radienceこちらも声優2人が組んでのユニットだそうで、今回はこのステージで初披露となる新曲を熱唱。
女性の人気が高いのか、歌っている時に黄色い声援が飛び交っていました。
●COCO(野島健児、菅沼久義):
8. エルアモーレスタソロ9. 空へ『
だっ好き。』に続いてのステージ出演。今回はCOCOとしての楽曲を披露してくれました。(当たり前か)
スロー〜ミドルテンポのメロディーやお二方の歌声から、いかにも癒し系って感じのするステージでした。
●鷲崎健:
10. めがね二人鷲崎さんがここでもソロで1曲歌う。
タイトルに似合わぬ(失礼)アコースティックのメロディーは、まるで80年代に戻ったかのようなノスタルジーな雰囲気。
POAROの時の傍若無人さがまるで感じられませんでした。(これまた失礼)
その引き出しの多さに惚れてしまい、勢い余って終演後にソロアルバム買ったのですがそのタイトルが『SillyWalker』ってモンティ・パイソンかよ!(笑
●古谷徹:
11. ララの夜想曲-nocturne-12. Only one shining star古谷さん自身が昨年末にリリースしたアルバムから、それぞれアムロ・レイとペガサス星矢をトリビュートした楽曲を披露。
力強い歌声もさることながら、間奏では各キャラの名台詞も挿入され観客のヴォルテージは最高潮に。古谷さん格好良すぎです。(*´ω`)
●関智一&出演者全員:
13. 祈りのうた最後は関智さんのソロ→出演者全員が公演の感想を述べた後で大合唱の流れへ。
スクリーンには歌詞も表示され、観客も一緒に合唱。勿論自分も勢いに任せて合唱。(笑
アンコール. 祈りのうた緞帳が降りた後も、観客からの拍手は鳴り止みません。その想いに応え、緞帳が再度上がった後で女性陣が再度歌い始める。
暫くして1階席の方から物凄い歓声がして、何事かと思い見下ろしたらどうやら観客席の通路から男性陣が入ってきてた模様。
出演者の皆さんがもみくちゃにされながら舞台の方へ上ってました。(笑 間近で観れた人がウラヤマシス。(´・ω・`)
最後は再び全員で大合唱→出演者が手を繋いで一礼を行いステージは無事終了となったのでした。
■まだだ!まだ終わらんよ!!:
終演後、自分は人がはけるまでアンケートでも書いて待ってようか…と思ってた矢先に。
物販のブースにIgnitionの3人と関智さん・杉田さん・大塚さんが乱入し、ロビーが一時歓声と混乱の渦に巻き込まれる事態となりました。
いやもうホントに「おしくらまんじゅう」な状態で身動きすら取れなかったんよ…。
一応大塚さんには「お疲れ様でした」と声を掛けられましたが、物凄い人だかりでテンパってたのもありゆっくりお話できなかったのが残念です…。
■総括:
中間法人として『
日本声優事業者協議会』が発足して以来初のイベントということもあり、運営側も色々と手探りで進行しているんだなぁ…と感じる場面が多々ありましたが、ベテランから若手までが一堂に会して催すイベントしては間違いなく成功と言えるのでは無いでしょうか。
朗読ステージでの掛け合いは見応えがあったし、サウンドステージもそれぞれの個性が存分に発揮されていてバラエティに富んでいた。
こういったお祭り騒ぎが大好きな人間としては大満足でした。
既に2回目のイベントが6/21に開催決定しているそうで、スケジュールを調整してまた観劇しに行きたいと思っています。
今度は誰が、どんなステージを魅せてくれるのかな?今からとても楽しみです!