今期(3月終了)アニメを評価してみないか?4(ゲームやアニメについてぼそぼそと語る人)
ピッコロ様主催によるアニメ評価に参加させていただいております。
最後に評価するのは『各ベスト部門』です。続きは以下のリンクをクリック。
■ベストキャラクター賞 … 春原陽平(CLANNAD -AFTER STORY-)
身体を張ったギャグの数々と芽衣編での活躍で、物語に華を添えてくれた事から選びました。
『CLANNAD』の視聴を何度も挫けそうになった自分が最後まで完走できたのは、彼の存在にあると言っても過言ではありません。
『クラスに一人は居そうな愛すべき馬鹿』といったキャラですよね、それと便座カバー。(笑
※次点:
キャシャーン(キャシャーン Sins) … 自らの罪に苦悩しながらも懸命に足掻く姿には心打たれるものがありました。
一方通行(アクセラレータ)(とある魔術の禁書目録<インデックス>) … 表向きは冷酷無比、でも裏では人情家というアンバランスさが魅力。
ヴァンプ将軍(天体戦士サンレッド) … カリスマ主夫の名は伊達じゃない。なんでこんなのが悪の将軍なのか。(笑
櫛枝実乃梨(とらドラ!) … 物語前半において、Over 30なネタで自分を楽しませてくれた。
■ベストOP賞 … とある魔術の禁書目録<インデックス> 第二期OP
川田まみさんの『masterpiece』が疾走感溢れる曲調で好きでした。
映像も曲にマッチしたアクション満載の構成だったのも高評価です。
※次点:
とらドラ! 第一期OP … 主題歌である『プレパレード』と、映像の賑やかさがマッチしていているのが凄い。
WHITE ALBUM OP … 『深愛』での水樹奈々さんの歌唱力もさることながら、レトロタッチの絵柄が時代を感じさせる。
■ベストED賞 … キャシャーン Sins 第二期ED
クノシンジさんの『光と影』が、自らの罪と罰に葛藤するキャシャーンの心情を的確に表現できていたのが決め手となりました。
※次点:
とある魔術の禁書目録<インデックス> 第二期ED … IKUさんの『誓い言』と合わせて、雨上がりの爽やかさが上手く表現できていた。
WHITE ALBUM ED … 登場人物達のアルバムをこれまたレトロな雰囲気で見せるのに作品としてのテーマを感じます。
■ベスト声優賞・男性 … 山田ルイ53世(天体戦士サンレッド:ヴァンプ将軍役)
今期は粒揃いの役者さんが多く、評価に悩みました。
しかし今回は、コメディアンという声優さんでは無い職種ながらも立派なキャラを確立した山田さんを推したい。
もうヴァンプ将軍のゆるーい雰囲気は山田さん以外に出せないんじゃないか?って思います。
※次点:
阿部敦(とある魔術の禁書目録<インデックス>:上条当麻役) … 台詞の多いキャラを最後まで上手く演じ切っていたと思います。
阪口大助(CLANNAD -AFTER STORY-:春原陽平役、鉄のラインバレル:王政陸役) … クセのあるキャラをやらせたら右に出る人は居ないと思う。
中村悠一(CLANNAD -AFTER STORY-:岡崎朋也役、鉄のラインバレル:森次玲二役) … 正反対とも言うべきキャラの演じ分けは見事。
福山潤(鉄のラインバレル:加藤久嵩役) … 少年役のイメージが強かったけど、今回の演技を見てまた印象が変わりました。
古谷徹(キャシャーン Sins:キャシャーン役) … 悲壮感の漂うヒーローを演じても様になるのは、ベテランの貫禄といったところ。
■ベスト声優賞・女性 … 釘宮理恵(とらドラ!:逢坂大河役、鉄のラインバレル:遠藤イズナ役)
あどけなさの残る大河、しっかり者で苦労の多いイズナ。
性別に至るまで対照的な二者の演じ分けが巧みだったと思います。
※次点:
井口裕香(とある魔術の禁書目録<インデックス>:インデックス役) … インデックスの可愛らしさを上手く演じた他、ラジオでの自由ぶりも冴える。(笑
佐藤利奈(とある魔術の禁書目録<インデックス>:御坂美琴役) … レディオノイズ編における葛藤の演技が高評価に。『超電磁砲』にも期待。
水樹奈々(WHITE ALBUM:緒方理奈役) … 恋と仕事の間で揺れる理奈の二面性を上手く演じていた。『深愛』での歌唱力も光る。
■総評:
振り返ってみると、今期は『良作は多かったものの、尖った面白さのあるものは無かった』ように思います。
キャラやストーリーといった題材や話の展開に王道のものが多く、光るような個性を感じる作品がほぼ無かったのは何だか寂しいです。
本サイトでは総合点で24点を超えるものが皆無という評価になってしまいましたが、
・ストーリーの見せ方が秀逸だった『とらドラ!』
・テーマに沿った演出の妙が光る『キャシャーン Sins』
・可愛らしさとシリアスさが同居するキャラクター性の『天体戦士サンレッド』
のように、個々の評価項目で見れば光るものがある作品も見受けられただけになおさら惜しい。
次期のアニメ評価をする際には、王道以外にも個性の光る作品にお目に掛かれればという思いを抱きつつ、評価の締めとさせていただきます。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!